人工香料の被害「香害」|被害者自身が加害者になってしまっている実態と子供たちに与える影響

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「香害」

化学物質過敏症なら、よく見聞きしている言葉ですね。
ニュースでも取り上げられるようにもなり、少し化学物質過敏症の認知度を上げるきっかけにもなったようです。

その「香害」についてと、化学物質過敏症について。

無添加石けんの「シャボン玉石けん株式会社」様が、Webアンケートをもとに、香害についての記事をアップされています。

日本に新しい公害が生まれています。その名は「香害」|シャボン玉石けん株式会社様

日本に新しい公害が生まれています。その名は「香害」

「香り」が引き起こす体調不良があります。香害を知ってください。
柔軟剤や合成洗剤の人工的で過剰な香りに悩まされる人が増えています。香りに含まれる化学物質が、化学物質過敏症の原因の一つになるのです。

日本に新しい公害が生まれています。その名は「香害」

驚くべきは「人工香料入りの洗濯洗剤を自分で使いながら、人工香料による体調不良には気がつけていないこと」ですね。

つまり、被害者であると同時に、加害者になってしまっている。
その事実に気が付けないまま、人工香料入りの洗濯洗剤を使用し続けているのです。

香害の厄介さが現れていると思います。

化学物質過敏症の方には覚えがありかと思いますが、自分に現れている症状と、その原因が紐づくには、知識が必要なんですよね。

まず、自分に表れている症状についてを必死で調べ、その症状が出る病気についてを調べ、それを元に病院に行って検査や診察を受ける。

でも一般的な病院では化学物質過敏症の診断以前にその知識がないため、原因が不明のまま、症状を抱えながら、セカンドオピニオンやドクターショッピングを繰り返す。

それでも分からずにネット検索をし続ける。

このループが、「香害」をきっかけに広まりつつある、と言えるのではないでしょうか。

原因にたどり着いたときには症状も重くなってしまっているというパターンもあります。

特に、最近の香料入りは、香料が持続するための物質も添加されており、一昔前とは違って、単純に「臭いが濃い=ダメージが大きい」ということではなくなっています。

人工香料が使用された洗濯物に付着している成分は、普通に洗っただけでは落ちないほど。

どころか、人工香料が染みついた洗濯物を他の物と一緒に洗濯すると、そのニオイが他の洗濯物や洗濯機にも染みついてしまうほど、成分が濃厚に残り続けるほどになっているそうです。

マイノリティだから。
単なる嗜好の問題だと思うから。
科学的に証明し切れていないから。
自分には関係がないから。

そんな理由で「香害」を放置してしまうことは、化学物質過敏症の患者を増やし続けてしまう原因に繋がりかねないのです。

無添加石けんのパイオニアと言われている「シャボン玉石けん」

シャボン玉石けん株式会社
無添加石けん「シャボン玉石けん」の各種取組みについて。環境への取り組み。健康な体ときれいな水を守る。無添加石けんの「シャボン玉石けん」公式サイト。
天野さちえ

私事ですが、シャボン玉石けんは中学生のころから愛用しています。
「香料のニオイがキツい」という私に、母が探して買ってきてくれたのが始まりでした。

何年も安全な石けんを提供し続けてくださっている、とてもありがたい存在です。

「香害」に関する子供たちへの取り組み

「香害」被害の子供たちへ、学校現場で取り組みが始まった

「香害」被害の子供たちへ、学校現場で取り組みが始まった
“香害”で登校できなかったり教室に入れなかったりする子どもたちを支えるため、ユニットハウスの移動式教室やIT機器を使った遠隔授業など、一部だが、ようやく学校現場で取り組みが始まっている。

香害に関しては、ようやくこのような取り組みが始まったようです。

ですが、最近の人工香料入りの洗剤や柔軟剤は、化学物質過敏症ではない、健康なはずの成人の方も、頭痛や吐き気、めまいを引き起こされるほどの物になっています。

「香害」の被害は「マイノリティ」ではなくなりつつあります。

そして、その被害は、ニオイの好き嫌いとは無関係に「コントロール不可能なまま症状として現れる」のです。

「香害」が子供にどう影響を与えるか?

教育とは全くの無関係の、個人の嗜好による影響で、受けられるはずの教育が受けられないままでいいのか?

それを考えれば、子供がいる家庭では、人工香料入りの物を使用すべきかどうか、までを含んで、検討するべきだと思います。

人工香料の被害「香害」|被害者自身が加害者になってしまっている実態と子供たちに与える影響

日本に新しい公害が生まれています。その名は「香害」|シャボン玉石けん株式会社様
無添加石けんのパイオニアと言われている「シャボン玉石けん」
「香害」に関する子供たちへの取り組み