除菌・殺菌・抗菌グッズ 代替方法
こちらも「なぜ除菌・殺菌・抗菌が必要だと思う」のかを考えてみてください。
一般的な市販品のコマーシャルや、商品のキャッチコピーがアピールしているようなレベルの除菌・殺菌・抗菌は、日常生活には殆ど必要ありません。
それどころか、私たち生き物が生きるために必要な常在菌などにまで影響を与えてしまいます。
「水清ければ魚棲まず」です。
過剰な清潔さは、生き物にとって住みにくい環境です。
「除菌・殺菌・抗菌」についても、「消臭」と同様、常識的な範囲内で「普通に洗う」「掃除をする」「換気をする」ことが大切です。
化学物質過敏症の日常でも、除菌や滅菌が必要な場合と対処方法
日常生活の中で「普通に洗う」「掃除をする」「換気をする」以上に、除菌や滅菌が必要な場合の対処方法です。
発酵食品や保存食を作るとき
味噌、梅干し、梅シロップなど、容器を除菌したり滅菌したりが必要なこともあります。
消毒用エタノールも、余計な添加物が入っている物といない物なら、入っていない物の方が安全かと思われますが、化学物質過敏症はエタノールの解毒能力も低下している場合が多いようですので、取り扱い注意です。
- 熱湯消毒。
ホーロー製の保存容器に熱湯をかける。
ガラス製の保存容器であれば、大きな鍋で、水から加熱して煮沸すれば、温度差による割れは生じません。
熱湯をかけた後や煮沸後は、水分が残らないように気をつけてください。 - 減塩しない。
梅干しづくりの場合、昔ながらの20%の塩分濃度であれば、殺菌自体にそこまで気をつける必要がありません。 - ビニール袋を使用する。
保存容器や漬けこみ容器ではなく、ビニール袋に入れて保存や漬けこみをします。
味噌のビニール袋仕込みは転地返しも楽というメリットもあります。
ただ、浸透圧で染みてくるので、漬物専用のビニール袋を使う方がいいです。Vつけもの用ポリ袋1斗樽用(20L×3枚入)【漬物用・大きいサイズ・たくあん袋・樽袋】
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生肉や生魚を扱ったとき
生肉や生魚を調理したときには、包丁、まな板、調理器具、洗うためのスポンジなど、殺菌したい時もあると思います。
除菌グッズを使用しなくても、食中毒の予防ができます。
- 生肉、生魚を扱うときはビニール手袋を使う
- 包丁は生肉、生魚専用の物を用意して使う
- まな板は生肉、生魚専用の物を用意して使うか、牛乳パックなどを切り開いてカッティングボードとして使い、使用後に廃棄する
- 調理に使うバットや皿などには直接置かずに、ラップを巻いておいたり、ビニールで覆っておく。ビニールは調理後に廃棄する
- 洗うためのスポンジは、アクリルたわしなど、洗えるものを使う
- 使用した包丁やまな板はペーパーなどで拭き取ってから洗い、熱湯消毒する
- 調理中に非加熱の部分に触れた菜箸などは、ペーパーで拭って熱湯をかけてから洗う
- 使用したアクリルたわしは、他の物には使わずに洗濯物に回す